405mhz
今まで自分の絵についてはっきりした定義をしてこなかったので、
今回現段階で定義している事を表記してみたいと思います。
尚、グラフィックデザインに関しては全くの別物作業であり、
『商業社会に人として組み込まれる為の自分自身にとっての最良の手段』と
既に自分自身の中に定義済みの為明記はしません。
手描きの創作物に関する持論です。
スタンス
まず、広い部分でのスタンスとして私は線を描く者という考え方を持っています。
グラフや図形を構成する要因として数学においては
点の集合体としての線という認識がありますが、
私の考える線は描画対象に落とされたその時から既に線であり、
点すら線の集合体であると考えます。
今現在、自分自身の表現として絵を選んだ事も、
既に何千年も前、地球に生きた先人達が残した絵という文化があったからであり、
描画手段も多くの方法を先人達が試行錯誤し、より良い物を残してくれたからであります。
この後も脈々と続くであろう芸術という大きく枝分かれをしながら流れるの線の中で、
自分自身もその線のわずかな一部を描く一人だと認識しています。
そしてもう一段細かいスタンスです。
私の表現方法を構成する要因として、まずグラフティという文化があります。
ヒップホップという文化を構成するファクターの一つであるグラフティは
多くのアーティストによって様々な手法やスタイルを生み出し、
今現在も新たな可能性を広げています。
私自身、正統な絵画というよりは、このグラフティ文化の持つ、
オリジナルスタイルへの強い執着、ストリートアートとも呼ばれる芸術性の高さ、
技量、一概にスプレーだけでは無い表現方法の多様さに多くの影響を受けています。
但し、私はグラフティライター(グラフティアーティスト)ではありません。
このグラフティという文化には落書きとも呼ばれる程違法性を
共なって発展してきましたが、違法性を持つ故の、
描き手の技術やセンスを短時間で発揮するという部分があり、
そこに私は惹かれていますが、その部分を自分なりに表現する方法として、
ライブペイントという形式を一部で取っています。
ライブペイントを行う際は完成までの過程、
描かれる線一本一本を一つの表現方法と捉え、
ゼロから描かれる行為という物を人々に見てもらい、
楽しんでもらえればと思っています。
これはグラフティに於いては違法性故に致命的な部分かと思いますので、
私の行っている行為はグラフティとは別の物と考えています。
Lined-Phytosaur series
前置きが長くなりましたが、上記の基本スタンスを元にして、
今現在の私が行っているライブペイントなり、作品のモチーフは、
架空の植物(ツタの様な物を持つ食虫植物的な物)をメインモチーフとしています。
それは、メインスタンスであるこの世の中を紡ぎ出す歴史の線を表現する為に、
時には人間の都合により愛されたり、
淘汰される植物というモチーフに重点を置いています。
彼らはとても第三者的であるからです。
ある線は複雑に絡み合い繋がり、時には途切れ消失し、突然別方向から現れ、
時には明確な意志を持って現在過去未来全方向に牙を剥く。
作品を描かれた媒体(ノートでも、キャンバスでも、板でも、金属でも)はそれその物が
我々が生きている今であり、先人が作った過去であり、これから来る未来としています。
下書きである、鉛筆の線を残す事も、その作品に於ける歴史の一つだからです。
少し前からモチーフは意思を持ち、植物から進化した怪物の様な姿をしています。
このシリーズを恐竜を分類する
古生物分類名称の植竜亜目(フィトサウルス亜目)から名前を頂いて、
Lined-Phytosaur series/ラインドフィトサウルスシリーズとして描いています。
※実際のフィトサウルス亜目はまだほぼ完全には復元されてはいない様ですが、
ほぼワニの様な形であったとされています。









